NHKスペシャル 病の起源 アレルギーを見ました。
NHKスペシャル 病の起源 第6集 アレルギー ~2億年目の免疫異変~
正確には篤姫を見たら、自然と見てしまった~という感じです。
内容は掻い摘んで書くと、もともと人間が備わっていたのは原始的な細菌型抗体のみだった。
その後皮膚の柔らかい哺乳類は吸血ダニに襲われるようになり、IgE免疫抗体を作り対抗するようになった。
人は吸血ダニに襲われた時に侵入する酵素を察知すると、IgEという物質を大量に放出しマスト細胞に取り付く。
マスト細胞に一定量以上のIgEが付くと、マスト細胞が破裂し、炎症物質を大量に放出するので、吸血ダニは炎症物質を吸い込み、死んでしまったり、逃げたりする。
日本人にIgEが増えたのは昭和30年代以降。
原因は家畜の糞のエンドトキシンが1歳までの乳幼児期に体内に多く入ることで、IgE抗体と細菌型抗体の免疫のバランスが取れてアレルギー体質になりにくくなってしまったが、それまで70%が農家で家畜を買い生活していた日本人の生活環境が大きく変わったことが原因と考えられるとのこと。
子供は下の子ほどアレルギー体質になりにくいのは上の子が自然とエンドトキシンを運んでくるからという説明もありました。
人間は他の動物と共存しないと生きてはいけないということが言いたかったようです。
放送は分かりやすい内容だったと思います。
自分の周囲の人々を考えても、11人兄弟の上から5番目位の父(牛や豚も飼う)は未だに花粉に理解がありません。
「くしゃみは出ると思うから出るんだ」というスットコドッコイの父とは一生分かり合えないんだろうな。
そういう親に一人っ子の環境で、動物を飼うのにも縁がなかった私は・・なるほどと・・。
今まで都市型生活で細菌のない環境での生活が原因という幅広い解説では「もやっ」とした気持ちでしたが、すこしすっきりした気分です。
ただし、それなら動物園の猿達にスギ花粉症が発症するのは何故なのでしょうという疑問がまた湧いてます。
猿たちは集団で暮らし、そんなに衛生的に暮らしではないと思います。
やはり屋外で大量の花粉を浴びるので乳幼児期にバランスが取れた免疫システムでも追いつかないのでしょうか。
多少の謎は残るのでした。
拝見しました。
私もNHKスペシャル 病の起源は見ました。
動物園の猿達の花粉症の件ですが、次のように解釈しています。
番組では、「エンドトキシン」が新生児の未熟な免疫細胞に作用して、花粉症にならない「細菌型免疫」に変化させるとありました。
「エンドトキシン」は牛などの糞などに沢山含まれるとありましたので、猿たちは牛の糞に触れるチャンスがなかったので、「エンドトキシン」に接触することが少なく、「細菌型免疫」にならなかったのかも知れません。
訪問いただきありがとうございました。
そうですね。
特に動物園の猿たちは他の種類の動物に接触せずに過ごしてますね。
また園内も綺麗に清掃されていて、人間の生活に近いのかもしれません。