2008年11月アーカイブ

NHKスペシャル 病の起源 アレルギーを見ました。

NHKスペシャル 病の起源 第6集 アレルギー ~2億年目の免疫異変~

正確には篤姫を見たら、自然と見てしまった~という感じです。

内容は掻い摘んで書くと、もともと人間が備わっていたのは原始的な細菌型抗体のみだった。
その後皮膚の柔らかい哺乳類は吸血ダニに襲われるようになり、IgE免疫抗体を作り対抗するようになった。

人は吸血ダニに襲われた時に侵入する酵素を察知すると、IgEという物質を大量に放出しマスト細胞に取り付く。
マスト細胞に一定量以上のIgEが付くと、マスト細胞が破裂し、炎症物質を大量に放出するので、吸血ダニは炎症物質を吸い込み、死んでしまったり、逃げたりする。

日本人にIgEが増えたのは昭和30年代以降。
原因は家畜の糞のエンドトキシンが1歳までの乳幼児期に体内に多く入ることで、IgE抗体と細菌型抗体の免疫のバランスが取れてアレルギー体質になりにくくなってしまったが、それまで70%が農家で家畜を買い生活していた日本人の生活環境が大きく変わったことが原因と考えられるとのこと。

子供は下の子ほどアレルギー体質になりにくいのは上の子が自然とエンドトキシンを運んでくるからという説明もありました。

人間は他の動物と共存しないと生きてはいけないということが言いたかったようです。

放送は分かりやすい内容だったと思います。

自分の周囲の人々を考えても、11人兄弟の上から5番目位の父(牛や豚も飼う)は未だに花粉に理解がありません。
「くしゃみは出ると思うから出るんだ」というスットコドッコイの父とは一生分かり合えないんだろうな。

そういう親に一人っ子の環境で、動物を飼うのにも縁がなかった私は・・なるほどと・・。

今まで都市型生活で細菌のない環境での生活が原因という幅広い解説では「もやっ」とした気持ちでしたが、すこしすっきりした気分です。

ただし、それなら動物園の猿達にスギ花粉症が発症するのは何故なのでしょうという疑問がまた湧いてます。
猿たちは集団で暮らし、そんなに衛生的に暮らしではないと思います。
やはり屋外で大量の花粉を浴びるので乳幼児期にバランスが取れた免疫システムでも追いつかないのでしょうか。
多少の謎は残るのでした。

11月の初旬に聖路加国際病院で人間ドックを初めて受けて来ました。
花粉症の話題ではないのですが、よし人間ドックに行こう!と決断できたのは、
他の方が書いたブログや口コミだったので、私も同じように記録しておこうと思います。

健康診断結果報告書 健康診断グラフ

会社を辞めて、健康診断に縁がなくなってしまって5年。
耳鼻科と眼科以外はほとんど病院に行かないので、
かかりつけ医もいないという状況に少々危機感を覚えていました。

かと言って、人間ドックもどこに行けば良いか分からない、検便検査ってどうするの?等
様々な疑問が頭をよぎり、今一歩踏み出せないでいままでした。

しかし病気の発見は出来るだけ早期が、自分への負担も家族への負担も少なくする
ということを最近テレビ等を見て強く感じるようになり、思い切って調べて人間ドックを受けることに決めたのです。

聖路加国際病院に決めたのは、ネットで申し込みができることと、比較的早めに予約が取れることでした。
もう一つ候補にした病院は9月の下旬に、女性の場合は12月まで予約がいっぱいと言われることに・・・予約は、早めに!が良いようです。

申し込みをすると、1週間くらい前に検査キットが送られてきて、当日持参する
検尿や検便の検査のキットが入っています。
心配したケンベンキットには洋式のトイレでも最後に流せる便器に敷くシートが同封され、何の問題もありませんでした。
(ちなみに、このシートは検査機関によってない場合もあるようです。)

当日は何も飲まず、食べずで我慢、我慢~。
身長、体重から始まって、流れに従って進んで行きます。

バリウム飲むの初めて・・・と言ったことばに検査の人も「今時ないの?」という感じで
ちょっと驚いたようでした。
むむっ~やはりあまり美味しくないけどなんとか終了。

最後にはサンドイッチ、スープ、サラダの軽食が出ます。

その後結果についての細かな説明があります。(検査終了から説明までの待ち時間は少々長かったです。)


心臓以外は素晴らしい~そうです ^^;


微妙に膵臓がなんちゃら~とのことでしたが、まったく心配ないそうです。

以前から心電図の結果が良くないので、一度検査を受けるように言われていたので、
1月にまた心電図のエコー等検査を受ける予定です。
自覚症状はまったくないし、これはあまり心配はしていないのですが、念のため検査です。
-追記-
その後まったく問題なしの判定でした。


ということで、人間ドックは申し込んでしまえば、後は流れ作業に身を任せるだけでした。
近年は健康意識が高まり、毎日多くの人が人間ドックを受けているようです。

ちと・・・だいぶ高額だけど、大きな病気をして入院するよりはいいかもしれません。

来年の花粉量は多くなる、東日本は平年なみ?・・・いろいろ報じられてます。
私は毎年迫る危機、花粉症にまた注意を向けることにします!

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